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公共会館ホール劇場舞台の上手な利用法を考えるブログ

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小屋と小屋付き







舞台業界では

会館、ホールなどの舞台施設を小屋(コヤ)と呼びます。

よく、イベンターやクラブ系の方が使う箱(ハコ)という言い方はあまり使いません。

ハコという言い方は主にキャパ、つまり収容人数、客席の数などを重視します。

あのハコは200人入る、とかこのハコはオールスタンディングだ、などです。

イベンターや主催者の優先確認事項に

お客さんの数、というのは当然気になります。

というか、採算という面でもあたりまえです。


しかし舞台技術関係者にとって重要なのは、

舞台の間口(舞台の広さ)やバトン(舞台うえにある棒)の数のほうが重要なのです。

なので、舞台関係者は「小屋」と呼びます。



コンサートなどで全国をツアーでまわる舞台業者さんは

あの小屋はバトンがセっている(バトンどうしが近い)とか

この小屋は搬入が大変、などと使います。


小屋の語源は知りませんが、

たぶん芝居小屋あたりから来ていると思われます。







ちなみに、小屋付き とは

会館付きの舞台スタッフの事。

ちょっと注意が必要なのは

この「小屋付き」という言い方、すこし蔑称として使うことがある、ということ。

小屋付きの人間が、自虐的に自分のことを小屋付き、と言ったりしますが、

他の人は舞台スタッフには使わないようにしましょう。

普段は主に「会館さん」と呼ばれます。

若しくは、会館の「音響さん」「照明さん」「舞台さん」などといいます。


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